ファミリー向け賃貸La storiaの開発秘話

弊社では、女性向けワンルーム・1LDKアパートメント「PRIMA」以外に、
ファミリー向け3LDK賃貸「La storia」という商品が
ございます。

今回は、弊社代表・永田にインタビューして、
「La storia」が生まれた背景と建築後の魅力について
話を伺いました。

ファミリー向け賃貸La storiaの写真

プリマをおすすめできない土地に向けた新商品

La storia第1号は、埼玉県飯能市で2018年8月に完成しました。

プリマを商品化してから10年以上の間に、多くの地主さんや家主さんとの出会いがあり、
その中には単身がターゲットになりにくいエリアに土地を持っている方も沢山いらっしゃいました。

私たちとしては、単身市場が見込めない場所に対して建築を薦めることはできないので、
残念ながらプリマの建築を見送ることになります。

私たちのデザインや空間に共感していただいているお客様に対して、
プリマではない魅力的な提案ができないかと考え、
「単身やカップルが見込めない場所にも通用する商品をつくろう」と新商品開発を決めて、構想4年、ようやく飯能にLa storiaが完成したのです。

難しかった竣工当時の家賃設定

当初、難しいと感じたのは家賃設定です。

飯能の周辺に戸建て風の賃貸がなかったので、相場が掴めませんでした。
そこで、不動産屋さんに意見を聞いてみると、「この地域では8万円超えたら借りる人いません」と皆さん口を揃えて言われました。
飯能のエリアで8万円払うならば買った方がいいという理論で、確かにごもっともなんですが、せっかく精魂を込めて作ったこの商品、賃料8万円では寂しいと思いました。

家を購入したい層からしたら、8万円が限度かもしれませんが、
実際には「家を買わない選択肢をする人」が必ずいます。
傾向で言うと、持ち家派っていうのが6割、賃貸派っていうのが4割というデータがあるそうです。
少数でも一定いるその層に選んでもらおうと入居者ターゲットを定めました。

そして、駐車場1台の共益費込みで10万6,000円で家賃設定をしました。
8万円からすると2万6,000円上げた状態で募集しましたが、スムーズに入居が決まりました。

実際に、8万円以上を渋っていた不動産屋さんたちが見に来られると、「これなら確かに決まるかもしれません」と意見が変わりました。
これはプリマでも一緒ですが、図面とか2次元の資料とかでは想像がつきにくく、魅力を理解されにくいのです。
そのため、実際に見て魅力を理解している不動産会社に管理をお願いしています。

空室が出ても、値上げして入居が決まる

2018年に完成してから、4年目に1部屋空いたので再募集をしました。
なんと、再募集を始めたその日に10件の問い合わせが来て、非常にびっくりしました。かなり多い数字だと思います。

そして、実際の退去日から次の入居日まで5日という短さで、すぐ次の入居者が決まりました。
退去して、クリーニングして、ほぼ空きがなく次の人の家賃発生という大家さんにとってこれ以上にないベストな状況でした。

しかも、管理をお願いしている不動産会社によると、12万円までは家賃を上げることができるという話なので
今後も空室が出たら序所に家賃を上げていこうと考えています。

毎日がワクワクするような賃貸を提供したい

La storiaは3LDK+2Sの物件で、これだけ広い物件が市場に足りていないので需要は高めですが、
ただ普通に広いだけの家だったら、高い家賃を出して借りないと思います。

内見して予算さえ問題なければ、すぐ決まるような「ここ逃したら他には絶対ない」と思わせる物件こそ
オーナー様には建てていただきたいですし、

いくら賃貸とはいえ家族が住むわけなので、
毎日の生活がワクワクするような、家に帰りたくなるような、友達を呼びたくなるような建物・空間を提供したいと考えています。

アパート建築を考えられたら、まずご相談を。

ご所有地を調査させていただき、最適なアパートのプランをご提案させていただきます。

「古いアパートを建て替えたい」
「親が住んでいた実家が空き家になっているので活用したい」など
様々なご相談を承っております。

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永田 輝彦(ながた・てるひこ)

株式会社プリマ倶楽部 代表取締役。「プリマ」アパート建築を通じ、お客様のパートナーとして「ストーリーのある賃貸経営」をサポートすると共に、さらに“大人が目を輝かせていられる”事業の創造を目指している。