PRIMAの外壁にレンガタイルを採用する理由

PRIMAでは1階部分の正面部分の外壁一面には標準仕様としてレンガタイルを使用しています。
賃貸アパートで外観デザインにレンガを採用している物件は、非常に少ないと思います。
プリマでは1階部分の正面1面の外壁は、本物の天然レンガタイルと擬石タイルのものを選ぶことができますが、
今回は圧倒的にオーナー様から選ばれている天然レンガタイルのメリット・デメリット、そしてPRIMAで天然レンガタイルを採用する理由についてお伝えします。

デザイナーズアパート PRIMA

レンガの3つの魅力

①デザイン

天然レンガタイルが醸し出す見た目の重厚感と温もり感は、他のタイルには真似できないものです。

PRIMAで1階部分のみをレンガにしているのは、
・2階部分までレンガタイルにした場合、圧倒的な重厚感は醸し出されますが、賃貸アパートの場合、見た目が重苦しくなってしまい入居者を選んでしまう可能性があるため
・建築コストが非常に高くなってしまうため
といった理由があります。お好みによって、2階部分までレンガにもできますのでご相談ください。

②断熱性

レンガタイルは見た目のお洒落さだけではなく、断熱性も優れているのが特徴です。
レンガの中には無数の空気層(気泡)が形成されています。
そのため、他の材料と比べて熱が伝わりにくく、また熱を溜め込むことができます。
つまり、暑い夏は、外の暑さを室内に伝えにくく、寒い冬は、外の寒さ伝えにくくするのと同時に、日中の太陽熱を蓄積して室内を温かくするのを助けてくれます。
ピザ窯や、薪ストーブ自体、据置型の薪ストーブの床や壁に使用しているのはその理由からなのです。

③経年美化

外壁は、紫外線や熱の寒暖差、風雨の影響を毎日受けているので劣化しやすい箇所ですが、天然レンガタイルは紫外線や風雨に強いのが特徴です。だからこそ、数十年、100年以上経っても、良い意味で風化しながら味わい深さが出てきます。

更に、メンテナンスコストがかかりません

一般的によく使用される壁材としてサイディングやタイル、塗り壁がありますが、どれも工業製品のため年月が経つと紫外線や風雨で劣化してしまうので、それらから守るために年数の経過とともに必ず塗装の塗り替えが必要になります。
しかしながら、レンガは天然素材ならではの風化を楽しめ、紫外線や風雨にも強いため、塗り替えや貼り替えの必要はほぼありません。
東京駅舎や横浜の赤レンガ倉庫をみていただいても分かるように、年月を経ても材料自体の劣化もなく、汚れさえも良い雰囲気になっています。

一般的なレンガのデメリット

レンガのデメリットとして、
1コストの高さ
2工期が長い
3地震に弱い
の3つがよくあげられます。

これらのデメリットは、PRIMAの天然レンガタイルでは解消しています。

PRIMAで採用しているレンガタイルについて

PRIMAでは、スライスレンガ乾式工法で取り付けていることでレンガのデメリットを解消しています。

スライスレンガとは、薄くスライスされたレンガに溝を掘ったものです。さらに壁にレールを敷き、そのレールにレンガの溝を引っ掛けて嵌め込んでいく乾式工法を採用しています。

レンガを使用した外観デザインのPRIMAアパート

 

①コストが抑えられる

レンガを使用した住宅のコストが高い理由のひとつに、レンガを積み上げる職人や工務店が少ないという点があります。しかし、スライスレンガの乾式工法では、特別なスキルが必要ないためコストを抑えることが可能です。
レンガ自体が他の壁材と比較してコストが高いのは事実ですが、PRIMAでは、1階部分の表面のみレンガを使用しているため、レンガにかかる費用を最低限に抑えています。

②工期も長くない

レンガの工期が長いと言われるのは、ひとつひとつ積み上げていくからです。繰り返しになりますが、PRIMAではスライスレンガと乾式工法により積み上げる必要がないので、作業効率が良くなり、工期が長くなる心配はいりません。

③地震に強い

積み上げているレンガは地震の揺れで割れたり、崩れてしまう可能性があります。

また、スライスレンガをモルタルに圧着していく湿式工法と呼ばれる方法ですと、年月が経って圧着が弱まると落ちてきてしまいます。
特に最近では地震が多いので何人もの入居者が出入りするアパート、そして通行人への被害を考えるととても危ないですよね。

しかし、乾式工法では、レールにスライスレンガを嵌め込んで外れないようになっているため、地震が来ても崩れたり落下することはありません。

PRIMAでレンガタイルを採用している理由

PRIMAで天然レンガタイルを採用しているのは、デザイン性や断熱性が高い理由からでもありますが、

最大の理由は、メンテナンス面が優れているからです。

賃貸経営においては入居者から「ここに住みたい」と選ばれるために、
築年数が経っても綺麗に保たせるためにメンテナンスが必要になります。

そのために長期修繕費用が賃貸経営では必要になります。
この長期修繕費用が将来どのくらい必要なのかが、ある適度明確に見えているか見えていないかが賃貸経営の成否が決まるポイントと言っても過言ではありません。
思っていたよりも費用が嵩んで持ち出しになってしまったというケースは良く耳にします。
オーナー様の本心としては出来るだけ出費を抑えて確実な収益性を保ちたいところです。

レンガタイルは塗り替えや張替えの必要もなく、多少の汚れも味わい深さだと思えば気になりません。
あくまでも、オーナー様の価値観にも依りますが、
デザイン性も高くメンテナンス費用もかからないレンガタイルは、オーナーさまにとってメリットの多い壁材なのです。

よくある質問

①レンガは火事には弱い?

レンガは土を固めて約1200度もの高温で焼いている素焼きのものです。つまりレンガ自体が火に炙られても燃えることはありません。熱は伝えてしまいますが、燃え尽きることはありません。
土の種類は異なりますが、陶器に近い感じです。
入居者を守るために、近隣からの火事による延焼を防ぐことができるレンガタイルを使用しているのは大きな安心感ではないでしょうか。

②レンガで気になる汚れとは?

日当たりや風通しが悪い場所には、レンガは湿気を吸い込みやすいため、苔や藻などが生えやすくなります。
PRIMAでは、日当たりや通気性が良い外壁面のみにレンガタイルを使用しているので、苔や藻は生えにくくなっております。
年月が経つと、どうしても窓や換気口の雨垂れなどが気になり始めますが、高圧洗浄やブラシで擦っていただいても劣化しない素材なので汚れを落とすためのメンテナンスはさほど難しくなく、コストも軽減できます。

③レンガの注意点は?

レンガは自然素材のため一枚一枚色が異なります。同じカラーを選んだ場合でも全く同じものにはならないことをご了承ください。
しかしながら、どこにでもある工業製品の外壁を使っている建物とは違って、同じ建物だけど一棟一棟色味の変化の違いも味わいがあって、差別化できるポイントとして捉えていただけれるのではないかと私達は考えております。

年を重ねるごとにその場所に馴染みながら味わい深くなるレンガタイル。
是非、一度、本物のレンガの質感を実際に見て触れて感じてみませんか?
神奈川県横浜市と東京都世田谷区の2ヶ所にPRIMAのモデルルームがございます。

お申し込みはコチラ
https://www.prima-apartment.com/contact-modelroom/

外観デザインにレンガを採用したPRIMAアパート

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永田 輝彦(ながた・てるひこ)

株式会社プリマ倶楽部 代表取締役。「プリマ」アパート建築を通じ、お客様のパートナーとして「ストーリーのある賃貸経営」をサポートすると共に、さらに“大人が目を輝かせていられる”事業の創造を目指している。