入居者からの「一枚の手紙」が教えてくれたアパート経営の本質とは?

賃貸アパートの経営を考えるとき、どうしても、「立地はどうか」「家賃設定は合っているか」「利回りは何%か」といった数字を起点に考えがちです。
もちろん、それは間違いではありません。むしろ、そこを無視して良い経営は成り立ちません。ただ、長くこの仕事に携わっていると、どうしても数字だけでは説明しきれない“差”があることに気づきます。
条件はほとんど同じで立地も、間取りも、家賃帯も大きく変わらない。
それなのに、片方は退去が続き、もう片方は不思議と長く住んでもらえている。
その違いは、いったい何なのか?
その答えを、私たちは、2023年春に完成した、広島エリアでは希少な女性専用アパートPRIMA LUNA のオーナー様から届いた一枚の手紙から教えてもらいました。
今回は、その一通の手紙のストーリーと、そこから見えてきたアパート経営の本質をお伝えします。

入居者の本音が詰まった「一枚の手紙」

2024年のクリスマス。
オーナー様は、入居者様へ日頃の感謝の気持ちとして、ささやかなハンカチを贈られました。

数日後、オーナー様のもとに届いたのは、手書きの手紙と、思いがけない“お返し”でした。

一人の入居者様からは、フレーバー紅茶(プレミアムルイボスティー)
もう一人の入居者様からは、コーヒーとお菓子。

一人の入居者様から添えられていた手紙には、次のような言葉が綴られていました。

「毎日とても心地よく過ごしており、帰るのが楽しみな場所です」
「この家とご縁をいただけたことを嬉しく思っています」

この一文を読んだとき、正直、私自身の胸にも強く残るものがありました。

入居して、まだ二年弱。
それでもこの住まいは、単に「借りている部屋」ではなく、「自分の居場所」として、心から気に入ってくれていると確信しました。

広島にある女性専用単身者向けアパートPRIMA LUNAの入居者からの手紙

入居者様からのお手紙

なぜこの言葉が生まれたのか?それは偶然ではない背景でした

ここで誤解してほしくないのは、この出来事が「たまたま心優しい入居者さんだった」という話ではないという点です。
ドライな人間関係が当たり前になりつつある今の時代、賃貸住宅では「干渉しないこと」が良しとされがちです。
必要以上に関わらない。顔を合わせても、深く踏み込まない。
それが“普通”になっています。

それでもPRIMA LUNAでは、ゆるやかな距離感の中で、自然な心のやり取りが生まれていました。
オーナーが前に出すぎることもない。入居者に気を遣わせることもない。
ただ、「気にかけていますよ」という気持ちが、そっと伝わる。
その空気感こそが、この手紙と、お返しの紅茶やコーヒーにつながったのだと思います。

高価な贈り物でも、頻繁なコミュニケーションでもありません。
年に一度の挨拶。短い言葉。ちょっとした気遣い。
それだけで、入居者様が抱く住まいへの印象は大きく変わります。

管理会社任せでは生まれない価値

誤解のないように言えば、管理会社の役割は非常に重要です。
清掃、家賃管理、トラブル対応。これらがなければ、賃貸経営は成り立ちません。

しかし今回のような「ありがとうが返ってくる関係性」は、管理業務の延長線上だけでは、なかなか生まれません。
オーナー自身のホスピタリティ、つまり、おもてなしや思いやりの気持ちが、ほんの少しでも入居者様に届いたとき、
住まいは「単なる賃貸物件」から「記憶に残る場所」へと、その存在価値を変えていきます。
この「記憶に残るかどうか」が、テナントリテンション(入居者の保持)に大きく影響することは、多くの賃貸現場で実感されている事実です。

PRIMAが大切にしている賃貸経営の考え方

PRIMAが一貫して大切にしているのは、管理しやすさを最優先したアパートではありません。
目指しているのは、「ここに、ずっと住み続けたい」、そう思ってもらえる住まいです。
そのために、住まう人の暮らし方を想像しながら設計し、時代が変わっても飽きのこないデザインを選び、オーナーの想いが介在できる“余白”を残しています。
PRIMAは、これらを、2007年に産声を上げた一棟目の企画開発段階から組み込んでいます。
この思想は、PRIMAの企画・設計・運営を支える、我々株式会社GIFT が、長年大切にしてきたアパート建築に対する考え方そのものです。

オーナー様にとっての「もう一つのリターン」

この手紙を受け取ったオーナー様は、「本当に嬉しくて…」と、その想いを私たちに伝えてくださいました。

利回りや事業計画書では測れない、PRIMAオーナーとしての誇りや実感が込み上げてきたに違いない。
それは、数字の良さとは違う種類の感情だったと思います。

誰かの生活を支えている。
誰かの「帰る場所」になっている。

この感覚は、長期的に賃貸経営を続けていく上で、間違いなく大きな心の支えになります。

満室経営の本質は「関係性の質」

今回の出来事が示しているのは、「入居者満足度=設備」だけではない、という事実です。

どんな人が住んでいるのか。
どんな想いで建てられたのか。
どんな姿勢で運営されているのか。

こうした“空気感”は、言葉にされなくても、入居者様には確実に伝わります。
そしてそれが、長期入居、口コミ、紹介という形で返ってきて、静かに賃貸経営を支えていきます。

これからアパート建築を考える方へ

もしあなたが、

長く住んでもらえるアパートを持ちたい
建てて終わりではない経営をしたい
遺された家族が建ててよかったと思える資産を残したい

そうお考えであれば、建物の性能や利回りだけでなく、入居者様への関わり方にも、ぜひ目を向けてみてください。
この一枚の手紙が、そのヒントを静かに教えてくれています。

広島県広島市にある女性専用単身者向けアパートPRIMA LUNAの外観の画像

PRIMA LUNAの外観です。

まとめ

PRIMAは、「オーナー様から選ばれている」「同時に、入居者様からも選ばれている」その両立が、長期的な満室経営を支えている。
この事実を裏付けているのが、今回ご紹介した一通の手紙です。

正直に言うと、この手紙を初めて目にしたとき、手前味噌で恐縮ですが、「やっぱり、これなんだよ、PRIMAの強みは」と思いました。

賃貸経営は、どうしても数字・条件・効率の話になりがちです。
でも、それ自体は、決して悪いことではありません。
ただ、それだけで判断を続けていくと、いつの間にか「人が住んでいる」という前提が、置き去りになってしまうことがあります。

相続税対策のため。
利回り重視。
管理会社に任せておけば安心。

それらも間違いではありません。
ただ、言われるがままに進めた結果、賃貸経営の本質を見失ってしまうオーナー様を、私たちは実際に目にしてきました。
今回の一通の手紙は、入居者様が「住まわせてもらっている」のではなく、「この場所とご縁を持ててよかった」と感じている証だと思います。
そして同時に、オーナー様が「収益を得ている」だけではなく、「誰かの暮らしを支えている」と実感できた瞬間でもあったはずです。
ドライな関係が当たり前になった今の時代に、無理のない距離感の中で、自然と「ありがとう」が行き交う。それは偶然ではなく、そういう住まいを選び、そういう姿勢で向き合ってきた、嘘のない結果です。

私はこの一連のやり取りを見て、「満室経営の本質は、結局“人と人との関係性”に戻ってくる」と、あらためて強く感じました。

どんなアパートを建てるのか。
どんな数字を目指すのか。
それと同時に、どんな空気感の住まいを遺したいのか。

その問いに向き合えるかどうかが、10年後、20年後、30年以降の賃貸経営の明暗を、静かに、確実に分けていくのだと思います。
この一通の手紙は、そのことを、誰よりも分かりやすく、そして温かく教えてくれました。


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古川 健一

株式会社GIFT  マーケティング・インサイドセールス リーダー 主にWEB集客、広告・イベント企画運営、お客様サポート業務を行っている。 17年間、輸入建材商社の営業マンとして200社以上のハウスメーカーや工務店を担当。数億円の大型物件を約50棟対応した経験から家作りや輸入から国産建材の善し悪しを熟知し、深掘りしたアドバイスを得意としている。 趣味はランニングでフルマラソン、山を走るトレイルランニングに取り組んでいます。100kmのウルトラマラソンの完走実績あります。

運営元:株式会社GIFT