「新築でも入居者が入らない」
「リノベーションで300万円かけたけど、半年も入居者が入らない」
「自主管理なので、仲介を頼んでも後回しにされる」
「3ヵ月空室が続いたら、家賃を1万円下げて入居を決めたいと仲介会社から言われた」
これは、地主さんや大家さんいただいたご相談の一例です。お悩みの中でダントツなのは、なんといっても空室問題なのです。
長年、賃貸住宅に関する仕事をしてきた私は、家主さんとともに「空室対策」に取り組み、戦ってきました。その経験から生まれたのが、「空室対策4サイクルと10メソッド」です。
長く住んでもらうための、4サイクル
空室が出ると連絡をもらったら、どうしますか。
私は家主さんから空室対策のご相談を受けたら、4サイクルの話をしながら、情報の共有をします。
4サイクルとは、以下の4つのステップからなります。
ステップ1【集客】
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ステップ2【見込み客フォロー】
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ステップ3【契約】
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ステップ4【顧客化】
「集客」とは、知ってもらうことです。マーケットリサーチで入居者層を明確にし、ターゲットに向けて情報を発信するのです。
「見込み客フォロー」のためには、内覧してもらうことが重要です。内覧は何件あったか、不動産会社に聞いてみましょう。
「契約」に結びつく、魅力をアピールしていますか。POPや小冊子を効果的に利用することで、空室が埋まる確率はグンと上がります。
「顧客化」、つまり長く住んでもらうためのステップです。住み続けてもらうために、入居者との関係を良好に保つことを考えましょう。
次回は10のメソッドについて、お話しします。
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石川 龍明
「横濵快適住環境研究所」代表、不動産活用コンサルタント。賃貸経営で一番問題となる『空室対策』のプロフェッショナルとして、多くの地主・家主・資産家様の悩みや問題点を解決。全国でセミナーを開催するほか、リノベーションブランド『DRAGON VINTAGE』などのプロデュースを手がける。ニックネーム 龍(りゅう)さん。http://www.shin-chintai.com
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