契約に結びつけるために忘れてはならないのは、キーマンの存在です。
そこで、「キーマンは誰か? そして何を伝えたいのか?」を明らかにするのが、メソッド6です。
入居検討のために内覧した方に、こう聞いてみてください。
「今回のアパート選びについて、誰に相談しますか」
学生さんであれば、ご両親に相談するでしょう。
ファミリーでの入居であれば、ご主人や奥様といったパートナーに相談するでしょう。
仕事を持っている独身女性であれば、信頼のおける女友達に相談するかもしれません。
その相談相手、ご両親、ご主人や奥様、女友達がキーマンです。
キーマンに届くように、アパートの魅力を伝える
キーマンは相談された相手に、必ず聞きます。
「で、どうだったの? そのアパートは」と。
そのときに、内覧した当事者がどのように伝えるか、考えてみてください。
内覧時に印象に残ったことを伝えることは明確です。
ですから内覧者をエスコートする際には、アパートの魅力が印象に残るような説明はもちろんですが、記憶に残すことを心がけてください。
たとえば、プリマのアパートの魅力を
「このアパートには、他とは違う魅力が3つあります。
1.女性専用のアパートに欠かせない、安心と安全のセキュリティ
2.女性が気になる収納は、一般的なアパートの約3倍
3.女性が好むヨーロピアンデザインと、天井高3.6メートルのゆとりある空間」
と口頭で伝えるだけでなく、プリントしたフライヤーを用意しておけば記憶に残り、キーマンにも伝えやすいでしょう。
さらに、もっと詳しくわかる小冊子などを持ち帰ってもらえれば、キーマンと共に再度内覧してくれる可能性も出てきます。
次回は、記憶に残る小冊子について、さらに詳しくご説明します。
記事に関するご質問、賃貸住宅経営のご相談などございましたら、下記フォームより満室カフェまでお気軽にお問い合わせください。

石川 龍明

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