賃貸経営でまず必要な「目標設定」のやり方とは

石川龍明の賃貸経営レッスン[メソッド1]~目標設定ペンタグラムとは

賃貸経営コンサルティング・石川龍明先生が教える、満室経営の成功のカギ。大人気セミナーのすぐに経営に活かせる実践的な内容を、テーマごとにブログ&動画で伝授します。
今回のテーマは、賃貸経営を考えるにあたってまず必要な「目標設定」について、5つの項目(ペンタグラム)で解説します。

 

デザイナーズアパート PRIMA

①1年後になりたい状態を考える

まず1年たった時、どうなっているのが望ましいのかを考えていきましょう。
賃貸経営というのは、いずれ後継者(自分の子ども、孫、甥、姪)に渡すときに、「こういう風にしてくれて、ありがとう」という状態になるのが望ましいですよね。今は無理かもしれないけど、こうなってたらいいなという状態。まずは、いろんな垣根を作らずに、そういうことを考えてみてもらいたいなと思います。

②いまの問題点を羅列してみる

望ましいことを考えていくと、そうなるために解決が必要な今の問題点が出てきますよね。
例えば、「家賃が下がってしょうがないな」とか、「空き室が少し多くなってきたな」とか、「入居者の一人が遅滞延滞してるなあ」とか、「アパートの雨漏りが、部屋によってちょっとでてきちゃったなあ」とか。
こんなことを羅列していく。これが問題点です。

③疑問点をグループ分けする

問題に対して次に行うのは、なぜなのか疑問を持つということです。
ここでポイントは、疑問を持つのは1個ずつではなくて、交通整理をするということ。部門分けしていく、グループ分けしていくということですね。
お金のこと、建物に関すること、税金に関すること、入居者に関すること、自分たちの家族に関すること。
カテゴリーにわけ、そのファイルを作って入れていきます。

④順位づけして、答え(やる事)を出す

そのファイルができると、どれから順にやっていけばいいのか見えてきます。
1年でやりたいことは、これとこれなんだよな、というのが、目標のアンサーです。

⑤テーマに行き着く

今言ったように、今いる低い位置から上にいくレールがあって、まずは1年かけて今年これやろうというレールを引くんですね。
そのレールが最後には目標というテーマに行き着く。
レールを引くときには、1年のスパンなのか、3年のスパンなのか、5年スパンでもいいんです。
まずテーマに行き着くためのレールを引くこと。これが大事です。

始める前に、いったんクールダウンしよう

目標というのは、決まっちゃうとすぐやりたくなりますよね。でも、ちょっと待ってください。
必ず、3日いや1週間ぐらい、ほったらかしておいてください。
中学生のころ夜中に書いたラブレターを朝読むと、顔が真っ赤になるような内容で、恥ずかしかったですよね。それと一緒。
一回、クールダウンしてから、始めるようにしてください。

 

デザイナーズアパート PRIMA
今回は、賃貸経営の目標設定のやり方についてお伝えしました。
この目標の設定の各プロセスは、出来れば家族で考えていただくのが良いと思います。
目標を設定したら、次はそれをどうやって達成していくか。次の回は「目標の達成」についてお知らせします。

↓こちらの内容は、石川先生の動画でもご覧いただけます。↓

 

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石川 龍明

「横濵快適住環境研究所」代表、不動産活用コンサルタント。賃貸経営で一番問題となる『空室対策』のプロフェッショナルとして、多くの地主・家主・資産家様の悩みや問題点を解決。全国でセミナーを開催するほか、リノベーションブランド『DRAGON VINTAGE』などのプロデュースを手がける。ニックネーム 龍(りゅう)さん。http://www.shin-chintai.com