成功大家さんになるための空室対策、メソッド4の商品力。今回は3つ目のポイントである「リーシング力」について、お話します。
「新築のアパートを建てたのだけれど、空いている」
「400万円かけてリノベーションしたのに、半年経っても埋まらない」
こんなご相談をしばしば受けます。
賃貸物件は優良入居者様がいなければただの箱、器があるだけでは事業として成り立たないことはオーナー様がいちばんご存知でしょう。
お部屋探しの検索ページは、駅からの距離、築年数、部屋の大きさ、家賃などなど、チェック項目は数字ばかりが優先されています。こういった項目で物件を差別化するのは、なかなか難しいでしょう。
さらに現在、ほとんどのサイトでは建築年数の最高値を25年としています。つまり建築から25年経った時点で情報が消えてしまう可能性があるのです。
コンセプト重視のリーシングで、商品の魅力をアピール
情報が消えてしまったら、その物件が入居予備軍の希望や条件にマッチしていても、巡りあうことはできません。
このようなことが起こらないよう、私たちは住まい方の提案をコンセプトとした「ブランチアベニュー」というサイトを展開しています。
このサイトの検索項目は住まいへのこだわりです。さまざまなカテゴリーを設定し、入居者様が求める物件に導きます。こういったリーシングをすると、築年数や家賃といった数字ではなく、住み心地やこだわりを重視する方との契約につながるのです。
ぜひ1度、「ブランチアベニュー」のサイトをご覧ください。
家賃・大きさ・築年数といった勘定と、住むことによる得られる快適さ・幸福感といった感情。どちらに訴え、どんな人に入居してほしいのかによって、リーシングは変わってくることも覚えておいてください。
The following two tabs change content below.

石川 龍明
「横濵快適住環境研究所」代表、不動産活用コンサルタント。賃貸経営で一番問題となる『空室対策』のプロフェッショナルとして、多くの地主・家主・資産家様の悩みや問題点を解決。全国でセミナーを開催するほか、リノベーションブランド『DRAGON VINTAGE』などのプロデュースを手がける。ニックネーム 龍(りゅう)さん。http://www.shin-chintai.com

最新記事 by 石川 龍明 (全て見る)
- 賃貸経営で知っておきたい、長期修繕計画 - 2022.12.20
- アパート経営で知っておきたい、コロナ後の賃貸の動き - 2022.12.06
- 賃貸経営で知っておきたい、3点ユニットをリノベするアイデア - 2022.11.21