空室を埋めるために、カテゴリーとコンセプトに向き合う
満室経営を維持している成功大家さんは、どんなステップを踏んでいるのか。
今回からいよいよ、その具体的なステップである「4つの階段」についてお話します。
前回の内容を覚えていますか。
「賃貸業はサービス業」であり、カテゴリーとコンセプトによる差別化が重要ということでした。
「誰に」住んでもらうか=カテゴリー
「どんな生活」をしてもらいたいか=コンセプト
それを、まずは考えるべきなのです。
カテゴリーとコンセプトに正面から向き合って考えること。それが空室を埋める上で欠かせない、一番の基本です。では、実際にどのような階段を創っていけば良いのでしょうか。
行動を起こせば、次の一手が見えてくる
私の好きな言葉に「行動すれば次の現実」というがあります。これは、私にマーケティングを教えてくれた経営コンサルタントの石原明先生の教えです。
行動を起こせば、その先に必ず結果があります。良い結果でも、悪い結果でも、その結果に対して「次の一手」を考え、さらに行動するのです。
ある本に「色々と学んだ事柄を実際に行動に起こす人は全体の2割くらいしかいない…」と書いてありました。「良いと思ったけれどまだやっていません」では、いつまでたっても結果は出ません。
また、これも私のマーケティングの恩師である理央周先生の言葉ですが、「明日やろうは、馬鹿野郎」があります。スケジュール管理の大切さを教えてくれる言葉です。
このような教えの中から、ぜひ地主さん・家主さんに実行という行動にしていただきたいのが4つの階段です。
●階段其の壱…空室に対する対策
●階段其の弐…満室になった時にこそ考える対策
●階段其の参…テナントリテンション対策
●階段其の四…ウェイティング対策
次回からこの階段を一段一段、ゆっくりと登っていくためのお話しをしていきます。
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石川 龍明
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