銀行から融資を受ける際の注意点とは?
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今回のテーマは、「ファイナンス(銀行融資)」です。
ファイナンスで確認するポイントは5つ
アパート経営をするには、多くの方が銀行からお金を借りることになるでしょう。
そこで今回はファイナンス、銀行融資についてリサーチします。
新築やリノベーションでファイナンスを付けるときには、5つの点を明確にしてください。
最初に抵当権を目安にして、どのくらい借りられるのかという確認をすることです。
日本では土地と建ったアパートを想定して、抵当権が設定されます。目安として土地は路線価、建物は総投資額の60パーセントです。ですからアパートの総投資額が低ければ、融資が通りやすいと思います。
チェックしておきたい3つの数字
融資が通りそうだと思ったら、3つの数字を気にしてください。
まず借入金額。いくら貸してくれるのか。
次に借入期間。20年なのか、25年なのか、30年なのか、35年なのか。
そして金利。金融機関や返済期間によって異なりますが、きちんとおさえておきましょう。
お金を借りる時は、いくらを、何年で、何パーセントで貸してくれるのか。この3点セットを、しっかりリサーチしてください。
返済率の設定は総家賃の半分程度に
最後は返済率です。
土地を所有している方にはいつも言っていることですが、返済率は50パーセントから55パーセントくらいにしたいですね。
銀行に返済するお金は、入居者から入ってくる家賃でまかなうことになります。ですから返済率が総家賃の50パーセントから55パーセントくらいであれば、健全なアパート経営ということになるのです。
アパート経営の事業計画を立てる時には、いくらくらい貸してくれるのか目安を付けるとともに、返済期間と金利がどのくらいなのか。そして銀行への返済比率が、アパート家賃の半分くらいになるように計画すると良いでしょう。
今回はアパート建築におけるファイナンス、銀行融資で明確にしておくポイントについてご説明しました。
アパートが建って入居者が決まったら欠かせないのがオペレーション、管理です。そこで次回はアパートの管理について解説します。
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石川 龍明

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