アパートの魅力を伝えるキーワード、「住み方の提案」
前回はアパートの5つのポイントについてお話ししました。これはどちらかというと、具体的な商品の差別化です。
この5つのポイントを入居者に魅力的だと感じてもらうには、どうすればいいのか?
それは心、あるいは熱のこもった、伝わりやすい説明の仕方にあると思います。
伝え方のキーワードは「住み方の提案」です。
私もアパートの内覧に立ち会うことが、よくあります。その時、私が使うのは「ぱっと見3回」です。
1回目は、外観で「ハッ」とさせる。
2回日は、エントランスで「うーん」と感心させる。
3回目は、部屋を見て「ワクワク」させる。
これが内覧時に私が使う、説明メソッドです。
住んだ時のイメージが膨らめば、入居率、滞在率が高くなる
実際には、どのようにしているのか、お伝えします。
1回目は、建物外部の、フアザードデザイン、ランドスケープ、ガーデニング等を話します。
圧倒的なデザイン性の差別化をアピールするのです。
2回目は、エントランスのオートロック・モニター付きインターフォンなどの安全性と、アマゾン対応のポストボックス、および宅配ロッカー等の設置があることを説明します。
セキュリティーを重視しているため、安全であることを訴求するのです。
3回目は、アパートの部屋について、住んだ時のイメージが膨らむように、差別性を話します。
・3.6メーターの天井高
・全室角部屋
・ロフトを含めた収納の多さ
・夏涼しく冬噴かい断熱性
・自然素材に包まれた快適性
・サロン空間としても使える充実のスペース
といったことです。
そしてタイミングよく作り込んでおいた小冊子を渡します。
そうすることで、「ここに住みたい」という気持ち、つまり契約率が、かなり高くなるのです。
ワクワクするような「住み方の提案」を準備することで、空室は埋まりやすくなりますし、他のアパートよりも入居者の滞在率も高くなります。
ぜひ、一度試してみてください。
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石川 龍明
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