修繕サイクルは10年ごとにやってくる?
アパートのメンテナンスに必要な修繕サイクルは、だいたい10年周期。大家さんはそのための修繕費を、普段から積み立てておく必要があります。そこで本ブログでは、これから2回にわたって、修繕費を捻出するためにおすすめの積み立てプランをお教えしましょう。
そもそも、修繕サイクルがなぜ“10年周期”なのかというと、キッチンや洗面台、バス、トイレ、給湯器、エアコンなどの住宅設備機器が壊れるのは、だいたい10年経過してからという目安があるからです。
また、アパートの入退居サイクルは、1室当たり平均2~3年といわれており、もし居住者の部屋の使い方が粗雑でどこかを汚してしまったり、あるいは喫煙してヤニが部屋に染み付いてしまったりした場合、入退居時に元通りきれいな状態へと戻すための費用もかかります。そのほか、突発的な塗装・防水工事などが発生する可能性も。大家さんは、そうした臨時の出費も、あらかじめ見越しておかなければなりません。
ですから、たとえ10年以内でも、修繕費を出し入れするイメージを持っておくことが大切です。
資産の分散で、バランスの取れた積み立て設定がおすすめ
今の日本は、銀行預金が超低金利の時代。そんな情勢の中で、どうしたら多額の修繕費を着実に積み立てていけるでしょうか?
それを解決する一助として、“リターンを生む資産運用”がありますが、その代表的な例が、株式、不動産、金等への分散投資です。
株式は長期的には上がっていく資産ですが、短期的には上がったり下がったりするものです。今回のような新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による暴落も10年に一度は起こると想定しておいた方が無難です。
理想的なのは、例えば「預金に何%、投資に何%」といった割合で、資産のバランスを調整していくことです。その上で、株式や金に分散投資させていくといった方法が、いわば安全弁になります。
次回では、どのように資産を分散させていくとリスクが抑えられるか、もう少し踏み込んで見ていきましょう。
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濵島成士郎
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