資産運用で注意すべきことは?【次世代オーナーのための資産運用~その5】

投資と投機の違いに気を付けよう

投資についてなかなか学べる機会がなかった多くの日本の人たちにとって、いまいち投資に対するイメージがつかめない、という方もいらっしゃるかもしれません。今回は、株式投資についてのおさらいも兼ねて、資産運用で注意すべき点を押さえておきましょう。

資本主義経済の根幹である株式は、極端にいえば「全員が利益(リターン)を得られる」もの。世の中の大半の商品やサービスはどこかの株式会社が生み出したものであり、私達の社会に必要とされる「良い商品」や「素敵なサービス」を提供している企業に、長期的に資本を提供する(=株式投資)ことは「社会貢献」であるとも言えます。

勘違いされている方も多いのですが、投機と投資は違います。投機とは、「短期的な値動きを捉えて短期的な利益を狙うこと」であり、FX(外国為替証拠金取引)などがそれに当たります。一方、付加価値を生み出す資産を購入して、長期的に保有してリターンを得ていくのが投資であり、株式投資や不動産投資がこれに当たります。

資産形成には、やはり長期的な株式や投資信託への投資の方が断然望ましいと言えるのです。

お金の疑問

手数料の安さも侮れない

株式投資のための金融商品を選ぶときに、もう一つ気を付けたいのが手数料の安さ。押し並べて、証券会社などの金融機関では高い手数料がネックとなりますが、それは証券会社や銀行は販売会社であり、個人の投資者のためのビジネスモデルではないからです。

この点については、「大家さんのための資産運用」シリーズの第3回第4回でも詳しく触れましたので、ぜひ振り返ってみてください。

 

下記、「株式会社WealthLead ウェルスリード」のYoutubeチャンネルでも、投資を始めたい方に役立つ情報をわかりやすく発信しています。ぜひご覧ください。
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濵島成士郎

株式会社Wealth Lead 代表取締役。新日本証券(現みずほ証券)での30年に渡る証券マン人生の大半を資産運用に携わる。2017年みずほ証券を退職後、「投資の文化で人と社会を豊かに」することをミッションに2018年3月に創業。公益社団法人日本証券アナリスト協会認定シニア・プライベートバンカー。