分散投資先として、海外REITが狙い目な理由とは?
「アパートの修繕費はこう積み立てよう!①」では、資産分散のバランスをうまく調整する重要性について触れました。では、その具体的な分散型の運用方法とは?
日本では、国内の不動産しか所有していないオーナーさんが圧倒的多数ですが、今後伸びていく金融資産の投資先として、海外のREIT(不動産投資信託=Real Estate Investment Trustの略)を組み入れることもおすすめしています。
昔から財産3分法と言って、預金・株式・不動産に資産を分散することが良いとされてきました。今もそれは変わりませんが、国内だけでなく、海外にも投資することで世界の成長の果実を享受することができるからです。また、株式と不動産だけではリスクも大きくなりがちですので、資産のうちの一部は金へも投資することをおすすめしています。
多くの国内不動産を所有している人なら、わざわざ金融資産としての国内REIT(J-REIT)を持つ必要はあまりないでしょう。とはいえ、海外不動産を所有していない人であれば、分散投資の一環として、積み立ての取り崩しに手軽な海外REITへの投資を視野に入れておくといいですね。
REIT選びで気を付けるべきポイント
一口に海外REITといっても、新興国REITはリスクが高過ぎるので避けた方がよいでしょう。海外REITでは、米国やオーストラリアなどの先進国を中心に考えてください。
なお、分散投資の方法として国内REITを選んでもよいのですが、現在はコロナの影響もあって働き方や価値観も大きく変わってきています。オフィスビルだけとか、レジデンスだけといった、集中投資型のREITは避けた方が良いと思います。
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濵島成士郎
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