親から相続した資産を効率よく活用するには?②【大家さんのための資産運用~その14】

「費用対効果」の考え方で省コストを実践しよう

資産運用には、支払う額を“増やす”方法と同時に、“無駄を省く”方法でも効率化を図ることができます。そのために大切なのが、ずばり「コストに対して敏感になること」。

証券取引を一例に挙げてみましょう。店舗のある証券会社から紹介された投資信託が、例えば販売手数料が3%で、信託報酬が2%だったとします。一方、ネット証券では販売手数料が0%なのは当たり前、また信託報酬も0.1%と比較にならないほど低く抑えられていたとしたら、あなたはどちらを選びますか? 当然、ネット証券ですよね。長期的に見ると、両者の差はかなりの額になるはずです。

それは必要かつ適正なコストなのか、不要または過剰な費用ではないのか、ぜひ費用(コスト)に敏感になってほしいですね。投資・消費・浪費の違いを押さえながら、投じたお金の費用対効果を常に考えていく癖を付けていく。物を買うにしても、投資するにしても、資産を運用するにしても、この「費用対効果(コストパフォーマンス)」が大切な視点となってくるのではないでしょうか。

費用対効果

不動産にとって必要なコストとは?

省コストはもちろん大切ですが、“できるだけお金を掛けない”ことが果たしてプラスに転じるかどうかは、別の問題です。

所有する部屋や建物が古くなったり壊れたりしているにもかかわらず、修繕をおろそかにしていると、当然借り手が付かず、家賃も回収できなくなります。それなら、多少のまとまったお金を掛けてでも内装をきれいにリニューアルしたり、新しいエアコンに取り換えたり、水回りを整備したりして借り手を増やす方が得策ですよね。

ですから、全てにおいて「どうしたら最適なコストパフォーマンスを発揮できるか?」という視点を常に持っておくことが、資産運用を成功に導くカギとなるでしょう。

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濵島成士郎

濵島成士郎

株式会社Wealth Lead 代表取締役。新日本証券(現みずほ証券)での30年に渡る証券マン人生の大半を資産運用に携わる。2017年みずほ証券を退職後、「投資の文化で人と社会を豊かに」することをミッションに2018年3月に創業。公益社団法人日本証券アナリスト協会認定シニア・プライベートバンカー。